パソコンの修理には、いろいろな道具を使います。よく使う道具を並べてみました。どれもホームセンターなどで手に入るものですが、道具が合わないとねじ山をつぶしてしまったり、思わぬ破損につながります。やはり道具をうまく使うことが大切です。
|
|
ドライバー
もっとも使用するのがドライバーです。 右の写真では小さく見えますが、長いのは30センチほどあります プラスがメインですが、サイズはさまざまです。ぴったり合ったドライバーがないと簡単にねじ山がつぶれて「どひゃ〜」てなことになります。この写真のほかにも各技術者にマイドキュメントならぬマイドライバーがあるんです。
CPUを外すにはマイナスドライバーを使用します。 また、トルクスネジやYねじ、特殊ねじ専用のドライバーも用意しております。どうしても回せないねじは右写真一番上にあるキリの先端を三角形に研いだものを使用して強引に回します。
過去に回せなかったねじはありません!!
|
|
カッター、ペンチ、ラジオペンチ
電源コネクタの配線などでニッパやカッターが活躍しますが、特殊な道具というわけではないですね。どこの家にもありそうなものですが、私が使っているものは特に良く切れますよ!
|
|
ドリル
意外と使うのがドリルです。プリント基盤にコネクタの取り付け用の2mmの穴を開けたりします。また、ねじ山がつぶれた状態で持ち込まれた修理のパソコンのねじの頭をドリルで切ったりもします。過去にはデスクトップPCのタワーケース横に数十個の穴を開けてFANをつけたことも・・・
|
|
半田ごて
これもまた必需品の半田ごてと半田、そして半田吸収器です。
半田吸収器は網線のものを以前はメインで使用していましたが、最近はスッポンをメインに使用しています。
半田ごても最近では20W〜130Wまで対応のPRESTO-840を使用しています。
半田は1.0mm、0.8mm、0.3mmの3種類を使用しています。
細かいコネクタ類の半田には、実体顕微鏡が欠かせません。老眼の私には特に必需品となっています。
|
|
グリース類
CPUファンなどの回転部分に注油するグリースです。
モリブデン配合の高品質タイプのグリースと、モリブデン配合の潤滑油をメインに使用します。これをうまく配合して振動等が無いようにアレンジしています。
CPUファン以外の稼動部用にはホワイトタイプのグリースを使用しています。
グリースはどちらも125℃まで対応のタイプを使用しています。
|
|
拡大鏡
最近どうも小さいものが見えなくて・・・ 両手がふさがっていてもこれがあれば大丈夫! 拡大鏡つきマジックハンドスタンドです。
細かい作業では、これが活躍します。
|
|
テスター
テスターです。まずは導通チェックで断線などを見つけます。 ノートパソコンのACアダプタは意外と壊れやすいもの、ちゃんと定格の16V、19Vなど出力が安定しているかチェックしています。
ちなみに、私はアナログ人間ですので、アナログのテスターを主に使っています。針が振れると安心するんですよね〜
|
|
容量計
容量計は、2種類使っています。
YF-150という液晶表示の容量計と、自作の容量計(左)です。
自作と言ってもこちらは秋月電子の組み立てキットで作成しました。
組み立てと言っても制度は1%の誤差という高性能です。
通常コンデンサは20%程度の誤差があるものが使用されていますが、不良コンデンサになると、誤差があるどころか、容量計がフリーズするくらいです。
|
|
HDD-USB変換ケーブル
データを取り出すのに一番手っ取り早いのがUSB変換ケーブルです。 SATA-USB変換ケーブルから3.5インチATA-USB変換、2.5インチ変換、1.8インチ変換などさまざまな規格に対応するように用意しております。
USB変換ケーブルではうまく認識できない場合は、IDEケースを使ってWindowsMe,WindowsXP、WindowsVistaのデータ取り出し用に用意したパソコンに接続してデータを取り出します。
|
左側から順に、シリアルATA(SATA)-USB変換、2.5インチATA-USB変換、1.8インチATA-USB変換ケーブルとHDDです。
一番右の1.8インチHDDは最近の薄型ノートパソコンに採用されております。9.5mm厚のものと5mm厚のものがあり、どんどん小型高性能になってきています。ちなみに写真は9.5mm厚のもの
|