まず、パソコンの動作を速くしようと思ったらメモリの容量を増設するのが一番です。
パソコンの作業のすべてがこのメモリ上で行われるからです。
通常は1枚ないし2枚程度増設可能なようになっています。
文書や写真などのデータをパソコンの画面に表示させる作業をするとき、このメモリ上に画像のデータが展開し、CPUが作業をして画面に表示されるわけです。
▼メモリの容量を確認する
内蔵されているメモリの容量を確認するには、マイコンピュータを右クリックしてプロパティをクリックするか、コントロールパネルからシステムを開きます。
開いたウィンドウに表示される、RAMの容量がメモリの容量です。
上図では、メモリの容量は、496MBとなっています。
(512MB搭載しているのに、512MBと表示されないのは、グラフィック用に16MB使用されているためです)
▼メモリの速度と種類
メモリは、一般的には100MHz(メガヘルツ)などの速度で動作します。(最近では最速400MHz×2=800MHzなど高速で動作させるHTテクノロジなどもあります)
しかし、画像データなど作業するデータが大きすぎてメモリの容量が足りないとハードディスクをメモリ代わりに利用します。そうするとメモリに比べて極端に速度が遅いHDD(ハードディスク)を利用することになり、パソコンの処理速度は突然遅くなります。メモリが不足してCPUが足止め状態になっています。
CPUがどんなに速くてもメモリが不足しては快適な操作はできないのです。
メモリには速度やチップの構成などさまざまな種類があるので、使用するパソコンにより、搭載可能なメモリの規格が異なります。
通常デスクトップに使われるタイプだけでも以下の規格があります。また、マザーボードのチップ構成との相性などもあり、必ず動作するとは限りません。使用するパソコンで動作を確認されたパーツを選べば安心です。
・PC4200 DDR2 SDRAM 240Pin ・PC3200 DDR SDRAM 184Pin ・PC2700 DDR SDRAM
184Pin ・PC2100 DDR SDRAM 184Pin ・PC133 SDRAM 168Pin ・133MHz VC SDRAM
168Pin ・PC100 SDRAM168Pin
・PC66 SDRAM168Pin
などの種類があります。
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